旅 街 人 美

基本、自分日記です。

台風の後 些か秋に近づいた?

台風接近の時の着陸は、足をいつの間にか踏ん張っていた。
雲と雨で滑走路が直前まで見えなかった。
パイロットにとってはこれしき何てことないんだろう。


台風が通り過ぎて、少しだけ気温は下がったようだ。
風を心地いいと思いながら横浜、東京を歩いた。


とても成果のあった出張だった。
いずれもこれまで結んでいただいたご縁によるもの。
ご縁が延長線に連なってきた。


展覧会の話、衛星デジタル放送の話…可能性が広がった。


竹橋の国立美術館で「上村松園展」を観た。http://shoen.exhn.jp/
松園さんは、残っている僕のテーマのひとつ。
14歳の時の作品「四季美人」凄い力量だ。
21歳の時の作品「一家団欒」…これまた構図といい描かれた家族一人一人の表情といい、上手い。
美人画を得意とする松園さんは、やはり女性の感覚で同性を描くからだろうか。嘘っぽくない。30代、40代の作品がいい。



美人たちの目は、空ろで焦点が定まらない。何を見ているのだろうか。
どれも動きの中の一瞬の静を切り取ったようだ。
同じテーマが延々と続くとルーベンスの絵を観るように満腹感があるが、松園さんの場合は、静と気品のおかげで気持ちも穏やかなままである。

代表作「序の舞」「砧」が後期展示で見られなかった。残念!


俳句という愉しみ―句会の醍醐味 (岩波新書)

俳句という愉しみ―句会の醍醐味 (岩波新書)

高等な遊び。。。句会。
句会を実況中継、解説するという奇天烈な企画で面白かった。
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