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基本、自分日記です。

ロシアの日本料理店

最近は海外に出かけても日本食が恋しいもの。
淡白な、ヘルシーなものを欲する我が体。


ロシアでは、すっかり日本食が定着しているようだ。
サンクトペテルブルグには日本料理店が500あるとか。
オーナーもシェフもロシア人の店が多いようだ。
今回の出張でも晩は日本食を食べた。
高級店は知らないが、カジュアルな店の味は日本の居酒屋並で大丈夫だった。どこも店員のユニフォームが日本の着物をアレンジしてるつもりだがどうみても中国風?モンゴル風?である。
店名も可笑しい。サンクトペテルブルグで行った店の名が「わさび」、モスクワでは「やきとりや」など。「万歳」とか「仁義」などの名の店もあった。
【店名:わさび】
【店名:やきとりや】
食事をしているロシア人も若い人が多い。
日本食は、「ヘルシー」「品がいい」「カッコいい」「きれい」だそうだ。食もさることながら、アニメなどの他の文化分野でも日本に対しての憧れは若者の間で広がっているらしい。今回、会った美術館人の息子さんは剣道を始めたという。「アメリカ人は日本文化をエキゾチックととらえるが、ロシア人はその精神文化に憧れ、惹かれる」とは、あるロシア人学者の見解だ。


一日だけ、生魚が苦手な美術館の国際部長との食事がグルジア料理店になった。日本なら原宿・表参道といわれるアルバート通りにある店「ゲナーツバレ」。大きな壺の入り口を入っていくと、暗めの店内には川が流れ、滝があり、水車が回っている。グルジアの田舎を連想させるつくりだとか。ヨーグルトをつかったソースが絶品。ナン風のパンや前菜にこのソースを使う。僕はメインに鱒のグリルを頼んだ。塩味もいい塩梅で美味かった。残念なのは、グルジアとの戦争が原因らしく絶品といわれる“グルジアワイン”が輸入禁止になっていて無かったことである。その代りに、グルジアの焼酎(グラッパ)、チャチャをグビグビっとやった。
モスクワではお薦めの店である。店内には、この店に来たマイクタイソンやライス前国務長官など世界的な有名人の写真が掲示されていた。
グルジア料理店】


アルバート通り】


機内で観た映画
グラン・トリノクリント・イーストウッド監督主演http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/mainsite/index.html
愛を読むひとケイト・ウィンスレット主演 アカデミー賞主演女優賞受賞映画http://www.aiyomu.com/

グラン・トリノ」は期待が大きすぎた。一方の「愛を読むひと」は、トーンは暗いのだが、印象に残るものだった。