私塾・・・いい言葉

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

以前から「私塾」という言葉を考えることがあったので興味を持って読んだ。

「声に出して」の齋藤先生と「ウェブ進化論」の梅田氏との対談本。
わが意を得たりの部分が多数あった。「好きな仕事でなければサバイバルできない」という指摘などがそうだ。仕事の対象へ愛情がなければ、この膨大な情報社会の中では生き延びられない。好きこそ、ものの・・でないとサバイバルはできない。

また「ノー」と言われたくない日本人を反省する。提案が否定されたことは、決して人格の否定ではない。量をこなしてこそ、いいものに出会うのだから否定されることを恐れず、エネルギーを燃やし量をこなしゴールを掴もうという。

この本のキーワードは、「志向性の共同体」という言葉だろう。仕事がますますプロジェクト化されるようになった昨今、志向性の共同体化で、異分野が連携し、新たな価値をつくり出す。

週末、今年2回目の「蕎喰いまとみ（高砂）」で食事した。
今回も鴨鍋コースを注文した。
藤竜也（俳優）似の店主（一緒に行った友人評）今富さんによると、この美しく濃い紅の鴨肉はフランス・バルバリー種とのこと。
合鴨で岩手県産だそうだ。美味い出汁に鴨肉を30秒ほど通していただく。春野菜もふんだんに鍋を泳いだあと口に入る。
この日の日本酒は大好きな「王禄（島根県出身）」と初めて出会った「梵（福井県鯖江市出身）」。後者の辛口の程よさに感激もした。
〆の蕎麦も最高。堪能した。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　
　

「蕎喰いまとみ」http://www.sobagui-imatomi.jp/
住所：福岡市中央区高砂１丁目２２−９
ＴＥＬ：092-526-4504