快晴の東京の週末
木曜から土曜まで東京出張だった。
今日は、朝から雲ひとつない快晴の東京の空だった。
上野で「フェルメール」、六本木で「日展」「ピカソ」を観た。
この秋、全国的に注目の「フェルメール展」。
世界に30数点しか残っていないといわれるフェルメール作品を7点も集めた展覧会。今から10年くらい前に大阪で開かれた同展で4点くらいだっただろうか。いずれも企画はHという企画会社らしい。
やるもんだ!
以後日本で開催の際は1点ずつのフェルメール展だったので、期待大で出かける。しかし、意外に感動する作品たちではなかった。ウィーンから出品予定だった「絵画芸術」が不出品となり、小品の風景画「小路」くらいだろうかフェルメールを感じたのは。
しかし、これで恐らく国内外で20点ほどのフェルメール作品を観たのではないだろうか。素人ながらフェルメールといえども好き嫌いはあるものだ。静謐の中、ドラマ的に捉えた一瞬の場面。。。フェルメールに期待するのはそんなところだろう。
来なかった「絵画芸術」。ウィーンでも最近は見られないことが多い。
今週の読書は「幕末維新と佐賀藩」
- 作者: 毛利敏彦
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/07/01
- メディア: 新書
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明治維新を西洋の産業革命への対応と捉えた著者は、幕末に西洋化を突き進んだ佐賀藩に注目。
殿様鍋島閑叟と、彼が重用した江藤新平の視点で明治維新を書き綴ったもの。著者の推理もはさまれて、流れる展開は小説のよう。
明治維新前後史の忘れていたこと、知らなかったことを確認。
明治維新前後の日本史は魅力的な男のドラマである。