旅 街 人 美

基本、自分日記です。

涼しい雨が降る有田の街でした。

佐世保での打ち合わせのために、お昼前の特急「みどり号」に乗る。最近の「みどり号」は、銀色に輝く車体に緑色のラインが入っているようだが、かつては「みどり号」なのに、確か赤い車体だったように記憶している。どうででもいいようなことだが、何故、赤?と、気になっていた。


昼食は車内で駅弁。今、日本の列車の中で車内レストランを備えた鉄道はあるのだろうか?以前は新幹線車両にもレストランがあり、たまにそこで食べていた。混雑していて指定席券を持っていない時には、さっとレストランに行って、数時間粘ったものだ。
ヨーロッパの鉄道では、レストランやバーもあって旅の気分を一層昂揚させてくれたものだ。


電車が佐世保駅に入る頃には左手に港が見え、大体、深いねずみ色の軍艦が入港している。見慣れた風景だ。今日は、加えて海上保安庁の巡視船も入港していた。

今日は、佐世保を徘徊する間もなく、打ち合わせ後、2両のワンマン電車で有田へ向かった。佐世保長崎県、有田は佐賀県普通列車で乗車料金は450円。30分の近さだ。


やきものの街、有田は、涼しい雨が降っていた。
今年、亡くなった陶芸作家のご自宅へ。

お線香をあげさせていただいた。
大家となられていく過程のなかでも、細やかな心配り、変わらないお人柄、大きな声、優しい笑顔はいつまでも記憶に残るだろう。
1時間に1本の博多行き特急を50分待って、帰路に着いた。

静かな一日でした。