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基本、自分日記です。

「ケイト・ブランシェット」と「ロバート・レッ・ドフォード」イイ役者だ!

CBSニュースのアンカーマン、「クロンカイト」の映画(グッドナイト&グッドラック)を昨年、観たが今度は彼の後継と言われた「ダン・ラザー」。2004年のブッシュ(ジュニア)大統領の軍歴詐称をスクープした番組がテーマ。ジャーナリズムには冒険というリスクがある。
今年観た「キャロル」で、その存在感の大きさを感じたケイト・ブランシェット。この映画でも。大女優の風格。いや!もう大女優?


デジタル・ジャーナリズムは稼げるか

デジタル・ジャーナリズムは稼げるか

アメリカのジャーナリストでデジタル・メディアの経営者だったジェフジャービスが、メディアの中でも特に新聞の未来、いやすぐそこにありそうな新聞の絶滅を危惧し模索するデジタル・メディアの将来像が描かれる。デジタルジャーナリズムはどうしたら稼げるか―民主主義にとって大切なジャーナリズムの存亡が根幹にある。「コンテンツ業からサービス産業になれ」−希少性を持ちマスであるレガシーメディアは崩壊する。すでに情報発信はメディアだけのモノではなくなった。ブログなど多くの有用な情報がネット上にある。そことの連携でレガシーメディが「プラットフォーム」をつくり、サービス産業としてデジタル・メディアに触れる人々の目標達成(ニーズ)の手助けをすること。そこから価値が生じ、メイクマネーも生じるのではないか(と提案する)。地域に特化する。特定分野や単一テーマに絞る。コミュニティメディア(雑誌がそれに近いが)として地道に這いつくばる。そこから反転、ビジネスが生まれるのではないかと(提案する )。

これといった妙案が提案されるわけではない。地道にこれまでとこれからを考え模索が展開されるのが本書であるような。

ネット上の多くの有益な情報を専門性のフィルターで提供する。ネット時代に価値あるメディアであること。ローカルとグローバルの間が接近している現代はネットもその役割を果たしている。ネットを活用しローカル(またはハイパーローカル)から地道に考え直すことか?