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基本、自分日記です。

飛行機で「出雲縁結び空港」へ

昨日は小倉で、いい酒を飲んだ。
「小野」という家庭料理屋は、書店「クエスト」のそばにある隠れ家のような店。
3人で飲んでいると、そのうちの一人が知り合いという建築家がやってこられた。奥様と待ち合わせとか。奥様到着までお話をした。
日銀総裁の弟さんで、御所ヶ谷にあるイタリアン「サラカリーナ」の設計者で、そして高校の先輩でもあった。おもしろい話を聞かせてもらった。
「北九州はこれだけ大きな規模なのに、昔の家など建築物がそのまま維持された美しい都(まち)です」「北九州・美都(びと)」多くの傑出した北九州出身者−「ひと」も含め「北九州のひと美都」というようなキーワードが面白かった。明治以降、この街が果たした役割、その後の公害を乗り越えていった姿も美しい。


北九州の人間は、今でも多分、小倉だ八幡だ門司だ…という。「北九州」だとは余り言わない。5つの旧市の連合体が北九州であるという考え方の方が、「ひとつの北九州」というよりもいいように思う。


そんな北九州のことを3人でワイワイと話して別れた。
そして僕だけ新幹線で博多に帰った。




今朝は、朝の飛行機で島根へ行った。
久しぶりの山陰である。新幹線で岡山乗り換え、伯備線で行くか迷ったが、所要時間、1時間の飛行機を選んだ。SAAB社製の飛行機だった。到着した空港の名は「出雲縁結び空港」。



松江市の「島根県立美術館」と安来市の「足立美術館」に出向いた。
この時期の足立美術館も素晴らしかった。紅葉の庭。それに合わせるように開催中の大観展で名品「紅葉」が出陳されていた。年間50万人が、失礼ながらこの辺鄙な場所にある美術館を訪れている。
美の力である。http://www.adachi-museum.or.jp/ja/index.html


今年は、この安来市は「ゲゲゲの女房」の故郷としても脚光を浴びた。