旅 街 人 美

基本、自分日記です。

浜松から東京へ

出張の車中、機中は読書タイム。
ようやく昨年のベストセラーのひとつ、吉田修一著「悪人」を読了。
なんといっても小説の舞台が福岡、佐賀、長崎なのが身近に起きた事件というリアルな感じさえした。フィクションなのに。

荒江交差点を起点にした国道263号線の描写で始まる。
松本清張ばりの社会派ドラマ。上下を2日間で一気に読了。面白かったが、人間の宿命みたいなものを突きつけられてしまった。

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)


東京では、街を歩いた。
「四谷」…打ち合わせ先の会社がここ四谷にある。四谷を歩くなんて久しぶりのこと。四谷荒木町というのが、飲み屋街らしい。次回は、時間を作って荒木町を歩いてみよう。

「谷中」…上野駅で降りて西洋美術館の前を通り、東京国立博物館前を過ぎると東京藝大がある。上野桜木町の標識。だんだん下町の風情が漂う。谷中に入る。ここに明治の初めに岡倉天心横山大観らが新しい美術運動のために設立し今日に至っている『日本美術院』がある。久しぶりに、美術院を訪ねた。帰りはJR鶯谷駅を使う。「言問通り」を歩きながらお菓子屋さんを見つけた。



和菓子「喜久月
電話:03-3821-4192
住所:東京都台東区谷中6-1-3
「あをうめ」というお菓子は以前、全国菓子博覧会で表彰されたとの賞状が店内にあった。もちろん「あをうめ」(写真:右下)を買い、「焼鮎」「玉露」などこの季節らしいお菓子も買って帰った。
   
51000