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基本、自分日記です。

岡倉天心を学ぶ

日本美術院を立ち上げた近代日本美術界の父・岡倉天心
彼の代表作「茶の本」新訳版を読み始める。後半には、天心の生涯をエピソードを交えながら紹介している。ドラマチックでロマンチックな人生だったような。


その日本美術院が主催する展覧会が「再興 院展」。
その北九州展開会を前に木曜日は美術院の幹部作家との懇親会が小倉のリーガロイヤルホテル和食の「なにわ」であった。
平山郁夫さん亡き後の理事長、松尾敏男先生から、その席でいろいろと示唆に富んだお話を伺った。美術院の伝統に「謙虚」というのがあるようだ。院を再興させた横山大観先生ほか平山先生まで、先人たちは「いばらなかった」と…日本美術院の綱領に『日本美術院は藝術の自由研究を主とす。教師なし先輩あり、教習なし、研究あり』と。「絵描きはいつまでも職人です。芸術家とは、いつしか人が言うことです。ところが、最近は芸術家になるんだと言う人がいる。」との松尾先生の言葉は印象深かった。