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基本、自分日記です。

待ちに待った映画−海角七号(かいかくななごう)

    
【ストーリー】
60年前の悲恋。現代の淡い恋。
二つの物語を結ぶのは、届かなかったラブレター。
そして、浜辺に響くシューベルト「野ばら」の美しい歌声。

1940年代、日本統治下の台湾。若い日本人教師が、日本名を友子という台湾人の教え子と恋に落ちた。しかし、間もなく迎えた敗戦によって教師は帰国することになる。港に佇む友子を残して引き揚げ船に乗った彼は、日本に着くまでの7日間、海上で尽きせぬ想いを手紙に綴るのだった…。
60年後の現代。台北でプロ・ミュージシャンになるという夢に敗れ、台湾最南端に位置する恒春に帰省した青年・阿嘉(アガ)は、嫌々郵便配達のバイトをしている。ある日、日本人歌手によるコンサートの前座を務める地元バンドが結成されることになった。無理矢理一員に加えられた阿嘉だったが、メンバーはキャリアも年齢もバラバラでトラブルが絶えない。おまけに、イベントのマネージャーとして雇われた日本人女性・友子とは衝突してばかりだ。
そんなある日、阿嘉は郵便物の中に、今は存在しない住所・海角7号宛ての小包を見つける。中には1枚のモノクロ写真と、日本語で書かれた7通の手紙が入っていた。それは60年前、日本人教師が恋人・友子に綴ったあの手紙だった…。http://www.kaikaku7.jp/



台湾で歴代2位の興行成績を記録し(ちなみに1位は「タイタニック」)、日本とも関係ある映画と聞いていた。ようやく日本公開となった。海角とはCAPE=岬のこと。
日台関係、恋愛、地域活性、世代間ギャップ…様々な要素を孕んだエンタメ映画だった。難癖をつければつけられないことはないが、観終わって、記憶に残る映画だと思った。台湾映画に久しぶりに感動した。



感動したと言えば昨日観た「肝高の阿麻和利(キムタカのアマワリ)」。http://www.amawari.com/stage_info.html
最後に、舞台に勢ぞろいした沖縄の中高生たちの姿に涙がでた。
思わず立ち上がって拍手。
今回、この舞台を「こどもたちの演技」と観るか「琉球の歴史劇」と観るか。いずれになるのだろうかと思って会場に出かけた。完全に後者だった。こどもの演技ではなかった。演じた中高生たち。彼らに感動させられたことに自分では驚いた。この舞台を支えた多くの人たちを少し知っていたことも感激につながった。こどもたちの可能性や未来。そういうことを引き出した大人たちも素晴らしい。