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基本、自分日記です。

百貨店で絵画展を見る

最近は、海外の美術館、所蔵家は百貨店での展覧会には出品したがらない。作品の保全上の問題からだ。そんな中、昨日は日本橋の百貨店でウィーンからの美術展を観ることができた。

ウィーン・ミュージアム(旧ウィーン市立歴史博物館)からの出品による「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」。日本オーストリア交流年の企画とか。グスタフ・クリムトのどんな絵が出ているのか興味を持って出かけたところ、エゴン・シーレに魅せられた。シーレを意識して、観るなんて初めてかもしれない。オリジナリティがあり、どこか自意識過剰で世の中に対して斜めに向いている画家のように思えた。
【シーレ:自画像 部分】



来年の正月には、北九州でこの展覧会を観ることができるが、同時に小倉では、福岡で1982年以来となる本格的なロートレックの展覧会も観ることができる。ふたつの展覧会で印象派後の19世紀末以降の絵画の流れ・転換期を知ることができるはず。ウィーンの世紀末とパリの世紀末。
ロートレック:マルセル】
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_lautrec/column.html