プロヴァンスの贈りもの
『南仏の12ヶ月』などベストセラーを出した英国のピーター・メイル原作小説の映画化。ラッセル・クロウ扮する敏腕トレーダーのマックスは、叔父の訃報を聞きロンドンから子供時代に叔父のもとでヴァカンスを過ごしたプロヴァンスへ。
遺産相続し、ワイン畑ごと屋敷を高値で売却するつもりだったが…
アクシデントから、そこで休暇をとるはめに。
そこで恋をし、昔の思い出に浸り…
乾いた空気と風、眩しい太陽と空、ワインと美味しい料理、南フランスの温かな人たち。
絵に描いたように南仏の“看板”が次々に登場する。
南仏に憧れる身には単純にエンタメとして楽しめる映画。
南仏といえば、好きになった街がプロヴァンスではなくコートダジュールだがニースの隣町「ヴィル・フランシュ・ル・メール」。ジャンコクトーが過ごした海辺の町。イタリア国境にも近い。静かな海辺の街は旅人に再び、訪れることを約束させる。
(上の写真は、僕がこの街を賛美したことで、出かけた友人が撮影したもの)