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基本、自分日記です。

ヴァン・ゴッホ


【映画「プロヴァンスの贈りもの」の1シーン】


映画「プロヴァンスの贈りもの」でゴッホの絵「糸杉と星の見える道」がキーアイテムのひとつとして出てくる。ゴッホの本物の絵を金庫に入れ、コピーを壁に飾る証券会社の経営者に主人公マックスは「いつ(ゴッホの)本物を見るんです? いつですか? 夜中に金庫を(こっそり)開けて眺めるんですか?」と尋ねる場面がある。愛する女性の住むプロヴァンスにマックスは戻るが、ラストで彼女の経営するカフェにその絵が飾ってあるシーンがさりげなくでてくる。「いつ本物を見るのですか?」「本物の暮らしとは?」この映画のテーマである。


明るい太陽と青い空の南仏を、画家のユートピアと思ったオランダ人画家ヴァン・ゴッホ
南仏で燃えあがり、パリの北オーヴェールで消え去った画家。
かつてアルルへ彼の描いた跳ね橋を訪ね、星月夜を描いたロワール川の河畔に佇み、オーヴェールの彼の墓を訪ねた。短く太く生きた画家。恐らくこの狂気の画家はそばに居たとしても、近づきたくない男だったに違いない。しかし、その狂気はドラマになり、独創的な画風ゆえ、今や世界が愛する男となった。

【画家の寝室】
【オーヴェールの教会】
【星月夜】