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基本、自分日記です。

出張中の読書は・・・

すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363)

すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363)

首相がバカのひとつ覚えのように「百年に一度の…」と言うのは、やめた方がいいと幹事長は注意したと新聞に書いてあったようだが。
その「百年に一度の…」の元凶といわれる「サブプライムローン」。
金融資本主義が実体経済をも蝕んでいく事態が進む。


経済や金融などに、からっきし弱い自分にとっては面白い本だった。2年ほど前から始まっていた金融バブルの崩壊。
なぜ、アメリカの信用力の低いサブプライム住宅ローンが証券化されて、世界中に売られ、何故それが飛ぶように売れたのか?そして何故に破綻していき、世界中の実体経済にまで影響を及ぼすのか?
日頃、新聞を丁寧に読んでいれば分かることかもしれないが…

この新書本は、ど素人にも「商品の証券化の意味」「金融資本主義の増殖」などが分かりやすく記されている。
人間の欲望は果てしない。規制がなされない限りはこうした事態は避けられないのだろうか?