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基本、自分日記です。

今年6回目が一番ハードだった:::


熊本県と宮崎県の県境にある国見岳(1738.8M )。
熊本県最高峰である。
福岡(釈迦岳)、大分(久住中岳)、佐賀(経ヶ岳)に続く九州各県最高峰制覇の山登り―熊本編。
今日は、その国見岳に登った。
山幹事H君との2人登山である。

朝7時過ぎに柳川で合流、車を南にぶっ飛ばして4時間。
国見岳登山口に到着。山の向こうは宮崎県だ。
先週の大雨のせいか、沢の水も勢いはよく豊富。
すでに1000M近い場所は、気温も娑婆よりも低く、涼風は気持ちいい。

と思ったのも束の間。
登山口からの1時間は、傾斜45度以上とも思える道をひたすら上へ上へ登らなければMUST。いきなりのUP、UPでシンドイ。
ようやく1時間後には、稜線の道に変わり、一息つく。


荒れた山の中だ。大木が登山道を塞ぐ。
障害物競走のように、大木をまたいだり、よじ登ったり。
山頂案内の標識もなく、一体、あとどれだけかが分からない。
ゴールが見えない。


登り始めて1時間半、半分位ではないかとベテランのH君は言う。
それから30分、また傾斜のきつい道を登る。
今日は、何度も休憩を入れる。足も心臓もシンドイ。


2時間たって辿り着いた付近はなだらかな山腹の道が続く。石
楠花などが群生している。
山頂から下りてきた方から残り30分くらいと聞く。
力を振り絞って、また歩き始める。


「山頂あと5分」と書かれた初めての標識の前で、また休憩。
休憩を入れて約160分。ようやく山頂に到達。
我々だけの山頂で、遅い食事をし、しばし寝転がる。あぁシンド。
一昨年から始めた山。この山が一番ハードだった。
天候に恵まれ、高さが同じような宮崎、熊本の山々の深い緑は美しい。
山を走る風は心地よい。


この山は下山もシンドかった。
何せ、真下へ下りなければMUST。
踏み外せば、一気に滑り落ちそうだから。
下りは、足の違う筋肉を使う。約90分で下山。


下山後のお約束の温泉が近くにはない。
平家の落人の里としられている五家荘が山の麓にあるが、温泉はない。
車を飛ばして2時間。下益城郡美里町佐俣というところへ到着。
「佐俣の湯」ここのぬめったお湯で全身の疲れを癒す。
温泉は山登りには欠かせない。

山登りと行き帰り約300キロをぶっ飛ばしてくれたH君には、いつもながらの感謝である。