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基本、自分日記です。

望郷の道

作家・北方謙三氏の小説「望郷の道」は素敵な小説だ。
氏のハードボイルド、中国時代小説とは異なり、この小説は氏の曽祖父母が主人公で「夫婦愛」「起業」がテーマだ。小説の舞台は佐賀と台湾。
この小説を作家自身が語る講演会が佐賀であった。

艶のある話が今日も飛び出した。実に気さくな氏の艶話は、厭味がなく男は嫉妬してしまう。

葉巻好きの北方氏に女が問うた。
「私と葉巻とどっちがいいの?」
北方氏は言う「葉巻だよ。葉巻は火をつけても火は消えるが、お前に火をつけたら消えないだろ」…

望郷の道〈上〉

望郷の道〈上〉

望郷の道〈下〉

望郷の道〈下〉