いよいよ春
卒業式に向かうのだろう、若い女性の袴羽織や着物姿。また、あちこちで聞く合格の嬉しい報せ。引越しの輸送車の姿。増えてくる新聞の人事記事。世の中が動きだす。梅から桜。寒から暖。次第に明るくなっていく。「麗らか」という言葉が感じられる時になった。
うららかにきのふはとほきむかしかな(久保田万太郎)
お参りしたご先祖様のお墓がある近くの畑は、菜の花で綺麗な黄色に染まっていた。
菜の花や月は東に日は西に(蕪村)
昨日の晩は儚げで綺麗な三日月が西の夜空に。
- 作者: 武光誠
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 文庫
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