旅 街 人 美

基本、自分日記です。

年末の唐津

佐賀県唐津市浜玉町にある汐湯温泉の宿「信宿」へ出かけた。
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/67939/67939.html
汐湯(塩浴)とは昔から「海へ入れば万病が治る」として世界中で行われる「海水療法」だそうだ。天然海水をくみ上げ、ろ過して沸かす湯は肌のくすみをとり、美白効果が期待でき「美人湯」ともいうそうだ。
海が一望できる大浴場の湯は当然ながらショッパイ。目に入れないように、との注意書きがある。



食事はもちろん海の幸。
烏賊の活き造り、鮑ステーキ…刺身も新鮮。



唐津は、お忍びで有名人が来るところだと、以前、唐津市長から伺ったことがある。例えば誰?水谷豊とか、中尾彬とか…だそうな。
白砂青松の眺め、美味い海の幸(「つく田」や「銀すし」などの名店もある)、絵唐津など唐津焼の素朴さもいい。


唐津の街にも出かけた。
思わぬ収穫は「曳山展示場」と「旧高取邸」。
唐津神祭(くんち)は、11月に行われる。
14台の曳山が街を練り歩く。江戸時代からの伝統的な祭り。
見たことはないが、その曳山が展示場に飾ってあった。
その題材は鯛や浦島太郎や鯱などユニークでデカイ!
一度は、見たい祭りだ。



肥前の石炭王(高取伊好)の夢のあと−それが昨年、復元され公開されている「旧高取邸」。明治後期の近代和風建築は、贅と工夫と雅を取り入れたもの。http://www.karatsu-kankou.jp/takatori.html


京都四条派の絵師・水野香圃による72枚の杉戸絵も必見。
驚いたのは、座敷に仕組まれた能舞台。これは一度見ないと、その仕組みの説明は難しい。ボランティアによる解説のおかげで理解も深まり、楽しい時間となった。ここは唐津の新たな観光の売りになる。


海の幸が並ぶ市場も楽しい唐津。学生時代には、昔の筑肥線に揺られ、毎年友人らと飲みに出かけていた。素朴な街の印象だったが、最近、あらためて唐津の良さ(美味、歴史、風光明媚)を感じ入ってる次第。