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読書も著者や登場人物、知識や考え方との出会いです。
出勤前の短い時間に加えて、今週は出張中に読書ができました。
守屋洋先生の「論語の人間学」
・義を見てせざるは勇なきなり
・人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患う
・士は以って弘毅(広い視野と強い意志力)ならざるべからず
・速やかなるを欲するなかれ。小利を見るなかれ。
速やかならんと欲すればすなわち達せず。小利を見ればすなわち大事ならず。
いやはやご尤もご尤も・・・
「言動を慎重にし、慎んで行動をせよ」というのがもっともな教訓でありました。
海老根智仁著「会社を替えてもあなたは変わらない」
企業組織の戦略と自分自身の戦略をともに語る。
事業ドメイン(領域)の設定と自分ドメインの設定を重ならせる。
まず、市場はどこか、そして市場のニーズは何か、さらに自分の強みは何か。
そこから、自分の強みを以って、どういう市場で、そのニーズにどう応えるか。
その設定を提案する。自分の人生の戦略図ともいえる。
そして、その設定を如何にして実現するかをオペレーション=「マーケティング・4つのP」で見ていく。
・自分の製品とは(何ができるのか・PRODUCT)
・自分の価格とは(価値・PRICE)
・自分のプロモーションとは(売り込み方・PROMOTION)
・自分の流通とは(どこで実行するかのチャネル・PLACE)
自己管理の方法として感情をメモしておけというのは傾聴に値する。
メモでは何を(WHAT)ではなく、どのように?そのときの気分は?(HOW)を記せという。
そうして自分の弱み、欠点を認識することが克服する前に大事なことだという。
さらに「成長戦略」や「競争戦略」をもシンプルに紹介している。
新書版でシンプルに経営戦略や自己実現方法を語っていて、お得感ありの読後だ。
さて、これを参考に自分の現状を分析し自分ドメインを描いてみようか。