サッカーのＷ杯日韓共同開催の前年に「天神コリアンタウン」というイベントが行われた。

その企画、実施に関わった。
その際に、ご縁ができた韓国のＳさん。７５歳。大の親日家。
僕よりも日本史を語り、僕よりも日本の歌を愛する。

Ｓさんを囲む会が、一期一会の考えのもと「一期会」としてできて、もう５年ほどたつだろう。
久しぶりに参加した。
場所は、国の登録有形文化財として認定された大正浪漫溢れる旅館「鹿島本館」。

日韓あわせて、１４人が参加した。
韓国側からは、Ｓさんと元駐日大使ご夫妻や現韓国総領事。

宴が進むにつれ、談笑の声は高らかに弾む。
最後は懐かしい日本の唄をいくつか歌ってお開きに。
楽しい夜だった。
こうした定期的な集まりは、メンバーがお互いに好きだからこそ続く。
お互いの元気な笑顔に杯を傾ける。

「鹿島本館」今日も宿泊客の６割り以上は、外国人とか。
そういえば、昔、フランスのニースからのパートナーがこの宿を指名したことがあった。
博多の貴重な財産のひとつでもある。