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基本、自分日記です。

中国に騙され続けた

China 2049

China 2049

映画監督の李闘士男さんが推薦していた本「CHINA 2049−覇権狙う中国100年戦略に迫る」( マイケル・ピルズベリー著)を一気に読んだ。

中国の戦国時代の戦略策に則った考え方、さらに「韜光養晦」(とうこうようかい)作戦。国力が整わないうちは、国際社会で目立つことをせず、じっくりと力を蓄えておくという戦略(訒小平)が天安門事件以来変わった。民主主義の波及を恐れたタカ派胡耀邦趙紫陽改革(ハト)派を打倒し、本性を現した。近年ではタカ派とともに習近平が明確に世界に打ち出した「強中国夢(強い中国になるという夢)」。アヘン戦争以来の屈辱を晴らすという。中華人民共和国建国100年の2049年までの100年マラソンで世界ナンバーワンの強国になると明確にした中国。その中国に騙され続けたと吐露するアメリカ(政府)きってのかつて親中派の対中国政策者の一人ピルズべリー氏の著作。民主主義、法治、人権、自由という価値観を共有できない国が中国。今からでも中国の覇権主義帝国主義を阻止するに間に合うのか!


一年で一番寒い時期の1月下旬から2月へ。寒さのせいで病に倒れるのか街中でやたらに救急車の出動に出くわす。バスでは70代以上の老人たちを多く見かける。大都市と思われるこの福岡市においてさえ。この老人たちが体のこともあり、身動きが素早くないのである。世界先進高齢者国家、日本を見る。いろいろ考えさせられるし、我が身のことも考える。