英国はまもなく総選挙
日本のテレビでも放映されたけど、陰口はどこかで誰かが聞いている。
【ロンドン時事】5月6日の総選挙投票日を目前にした英国で、遊説中のブラウン首相が28日、女性に意見されてふてくされ、遊説先を離れる車内で「偏屈女」とののしる声がテレビ放映された。支持率低迷に悩む与党・労働党にとって致命傷となるかもしれない。(時事通信)
テレビ用のマイクを付けたまま、車に乗り込み、しゃべった声を拾われたようで、不注意というか本質暴露というか。
【労働党・ブラウン首相59歳】
2大政党制の本家本元の英国が揺れているようだ。
5月6日に総選挙が行われる。ブラウン首相率いる現・与党の労働党は、その地位から引きづり下ろされそうだ。かといって野党・保守党が圧倒するわけでもないようだ。第3党の自民党の躍進が伝えられている。中道左派のこの政党、もっぱら党首のクレッグ氏人気によるようだ。43歳、若々しさが売り物で支持急進。
ロンドン発時事は、次のように伝えている。
(日本の自民党は溶解しているが…)
【ロンドン 4月27日 時事】
26日付の「フィナンシャル・タイムズ」紙は、野党第二党・自由民主党の選挙対策関係者が5月6日の総選挙では最近の「クレッグ熱(マニア)」が冷め、労働党が第3位ではなく第2位という結果になる可能性もあるとひそかに考えているとし、その場合、ブラウン首相は自民党との連立を組んで続投し、退陣時期は選挙制度変更の是非を問う国民投票直後になるかもしれないとの見方を伝えた。
同首相は2011年10月までに国民投票実施を約束している。自民党のニック・クレッグ党首は前日のBBCテレビ番組で、総選挙でどの政党も過半数議席を獲得できず、しかも労働党が得票率べースでみて自民党に次いで第3位になったら「ブラウン首相続投を支持しない」と述べた。 同紙によると、労働党の得票率が第2位の場合のブラウン氏処遇は労働党内で意見が対立している。一部の旧ブレア派関係者は、労働党と自民党の連携(連立)合意をスムーズにするため、ブラウン首相に即時辞任を説得する可能性があると考えている。
(中略)
クレッグ党首はこれまで「だれが党首になって労働党をリードすべきかを同党に言うつもりはない」と述べている。しかし同紙は「ブラウン氏が内閣閣僚らのプッチュ(反乱)によって追放され、恐らくデービッド・ミリバンド氏(外相)など党派性の比較的薄い政治家が就任するよう自民党関係者らは期待している」と伝えている。
【自民党・クレッグ43歳】