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基本、自分日記です。

朋北方より来る 愉しからずや!

久しぶりに会った。
朋というのもなんだが、何だか同志のような人間。
かつて大手広告代理店Hの北京駐在だった時に一緒に仕事をさせてもらった。一学年下の同世代。
その後、転身し今は北の国立大学の教授である。

その彼が札幌からやってきた。
「鳥膳・西中洲店」で博多名物「水炊き」を食べながら昔の話、近況…話が弾む。2軒目のバー「ハートストリングス」でも続く。


北と南。地方都市が手をつなぎドメスティックを打破し、東アジアと連携するという話で盛り上がった。
具体的に自分たちがやれることは何か。


福岡に一番近い大都市はどこか?
釜山である、次に上海とソウル。北京は札幌と同じくらいの距離である。東京、大阪ではなく東アジアの都市との連携。
日本の歴史史上、福岡・博多は東アジアとの結節点であった。
位置関係だけでは、今や飛行機で飛び越えられてしまうので、駄目だ。都市の持つ魅力、価値を発信しなければ。

ただ、船は位置関係で今も博多が窓口になれる。
昨年から中国富裕層が2,000人収容できるクルーズ船で博多に寄港し始めた。福岡市役所によると、今年は20数件の寄港が来年は60数件にも膨れ上がり、しかも朝到着し夕方出港するという日帰りが、来年は一泊するクルーズも出てくるそうだ。


先だって、市内の中心部に中国語簡体字による町名・通り名の標識が現れた。街中にハングルのみならず中国語が目に付くようになった。
そこで、やはり発信するモノが問われる。
「食」「ホスピタリティ」「歴史」…福岡・博多の宝物を掘り起こす作業が要る。