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基本、自分日記です。

春分の日 今年2度目の山

福岡県最高峰の釈迦岳につぐ高さの山が英彦山(南岳1199.6m)。
大分と福岡の両県にまたがる死火山。中岳、北岳、南岳の3つの山頂があり、中腹に英彦山神社がある。今は神社までロープウェイでも登ることができる。

春分の日、M君も1年ぶりで、久々に参加しての登山。
いつもながら幹事のH君の案内で小郡から車で登山口へ。
10時過ぎから登り始める。
        
まさかヤッケが必要になろうとは!山は雨が時々落ちてくる。
豊前坊コース」で登る。山の中は靄でかすんでいる。
     
       

       

今回はゆっくりゆっくりの登り。およそ2時間かけて山頂へ。北岳、中岳、南岳…雲とガスに阻まれて残念ながら周りは見えず。中岳で昼食をとる。頂上は、冷えてH君が持って来てくれたビールにも手が行かない。あったかいモノが欲しいくらいだった。
山の中は、静まりかっているかと思えば、風の道の様なものがあるのか、山の音?いや、強烈な風と木々との摩擦音がする場所もあって恐ろしくも感じる。ゴォーっという低い重い音は、吹き飛ばされかねない様にも聞こえた。

       
下山は英彦山神社奉幣殿(写真・上)を目指した。階段が続く登山道である。
       

       
山桜は、満開のものもあった。平地は咲き始めたばかりだが、何故、山の方が早いのだろうか?
        
       
大きな杉の木の林を通る。静かである。いい空気を吸い込む。
       
放浪の俳人種田山頭火が、昭和4年英彦山に登った時に詠ったのが「すべってころんで山がひっそり」…「私のもっとも好きな景勝…」であったそうだ。
修験道の山であった英彦山は、空へ伸びる大きな杉の林の空間や至るところにある宗教的遺物で、厳かな雰囲気を感じる山であった。

帰りは比較的近くにある「しゃくなげ荘」の温泉で疲れを癒す。
http://www.town.soeda.fukuoka.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC020000&WIT_oid=icityv2::Contents::1584
湯の花も浮かぶ、ぬめりけのあるお湯は、肌がすべすべになりそうでいい。露天もあり野趣に富んでいる。露天風呂に入っている頃には、雲は一掃され、憎らしいほどの青空のもと英彦山の頂上が眺められた。

いつもながらH君に感謝。さー次回はどこの山?