ベストセラー小説の映画化「きみに読む物語」 最後は泣ける。。
3年前に日本で封切られた映画。遅ればせながらDVDで観る。
この映画も、5月に観た「A way from her」同様、老人性痴呆症が関わる「純愛映画」だ。
生活環境、境遇に格差のある若い二人が短い夏の時間に運命の出会いで、愛し合う。その後、引き裂かれた二人が、運命の再会。
こういうと、よくあるドラマのプロットだ。冬ソナもそうだったような。
この二人の純愛物語を、今は老いた男が、老いた痴呆症の女に語って聞かせるのだ。何故か!
男が「きみ(女)に読む物語」風景が「若い二人の物語」を随所で包み込む。
その男とその女が…
ラストシーンは、泣けるのだ。理想的な夫婦の最後(?)
若い二人の物語はテンポある運び。
年老いた二人はゆったりとした運び。
緩急あって飽きさせない。
さらに空の色の変化、水の風景、鳥の群れ…美しい映像も演出効果抜群。
何より、ヒロインのアニー役「レイチェル・マクアダムス」(写真・下)が瑞々しい。若さゆえの向こう見ずの強さや不安を表現している。瑞々しいエロスというものも醸し出している。